BHのマスコット・じんぼうくんがつづるブックハウスの毎日
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「薫くみこ先生と ささめや ゆき先生との楽しいひととき・・」
先日11月28日、 ポプラ社さんの 「絵本カフェ」におじゃましました。 「なつのおうさま(ポプラ社)」の著者 薫くみこ先生(作)、ささめやゆき先生(絵)とご一緒の時間を過ごすことができました♪ お2人とも 次々と話題作を世に送り出す“絵本の達人”です。

「なつのおうさま」は今年の夏に出版されて 第18回のひろすけ童話賞に選ばれた作品です。 日本のアンデルセンとも呼ばれ、その生涯になんと千を越える児童文学を世に送り出したという偉大な浜田ひろすけさんの名のこの賞は、ひろすけ童話の文学精神の継承と幼年童話の新しい世界をひらく優れた作品に贈られるものです。 この「なつのおうさま」は 絵本というカテゴリーの中では なんと初の受賞作品です。 今までは「幼年童話~読み物~」というカテゴリーの中からこの賞が授与されていたそうです。 ひろすけ童話の文学精神の継承という意味では 絵本はどんなに優秀な作品でも 選取の範囲外だったそうです。 ところが この「なつのおうさま」は その慣例を破ってまでの受賞です。 そんな珠玉の一冊の生みの親の薫くみこ先生(以下 薫)と ささめやゆき先生(以下 さ)とは、どんな方なのでしょうか、興味深々です! たくさんの質問をさせていただきました。


――絵を描き始めたきっかけは。
 「最初は会社勤めをしていたんだよ。毎日乗る電車から見えるある駅の風景~工場から出る煙が日によって変わるのを眺めていたら・・“そうだ、絵を描こう”と思い立ったんです」
――この絵本表紙の「ささめやブルー」とも呼ばれる美しい青を表紙にもってきた理由は。
 「近くに青い絵の具があったから(笑いながら)。 色って、組み合わせじゃない? 色そのものはそれぞれが全てきれいだから、それをどう組み合わせるか、というだけできれいに見えたりそうじゃなかったりする。 感覚を大切にして描いています」
―― 一作を仕上げられるのはだいたいどのくらいですか?
 「1つの作品は構想まで含めると10年越しなどもありえるので、一概には言えませんが、書き上げるのは比較的速いと思います。 特にどこかにいってイメージやひらめきが、というのではなく、家でじっくりと書くほうで、静かなところで集中して書き上げます」
――絵を描くとき、お話のはじめから順に書いていかれますか。
 「最初から順に。ラフは描かない、下書きはしない。 絵は一瞬の線が命だから」
――煮詰まったときの気分転換は。
 「朝起きた瞬間が一番アイディアが浮かびますね。前の夜にちょっと煮詰まっていても、眠って起きたらすっきりとして。 だから枕元にいつもノートを置いておくんだ」
 「煮詰まったら ”いつか書ける!” と信じる(笑)。 というのは冗談として、例えば他のものを書いている時にアイディアが浮かぶということがあります。 私の場合は、机の前に座っていることが逆に執筆につながるので どこか場所を移動して気分転換を、というよりは 書斎で集中しているほうが仕事がすすみます」
――最後のページ(駅のホームのシーン)に黒をつかうのはすごいと思います・・・
 「いろいろ塗ってみた結果、この色がよかったんだよ(会場笑い)。描きながら、推考していって、自分の描いた絵から発見していくのはいいな。 自分の絵に教えられる。」
――お子さん、お孫さんとの思い出などお聞かせください。
 「妻と幼い頃の娘がお風呂で楽しそうにしている声の昔の録音を最近聞いて、今うちに遊びにくる娘と孫が同じようにやり取りしているのを聞いた時は その変わらない営みに少し涙が出ました・・」
 「息子と過ごす時間はとても幸せでした。 また、夜眠るときは必ずお話を聞かせていて、息子に受けたところを作品のヒントにしたりして。じゃんけんで負けた方がお話を作っていったりしました。 オリジナル作品ばかりで、息子はあまりスタンダードな昔話を知らないのでは・・・(会場笑い)」
――風景や場所、人など 強く印象に残っていることはありますか?
 「空がとても好きです。 息子と屋根にいかだをのせようか?! と計画して、いろいろ考えたりしました。 夜でも朝でも屋根に上るのが好きです。」

影響をうけた画家や作家は?との問いにはお2人とも考えながら 最後はやっぱりご自分の個性で書いていて、特にいないとの結論でした。 心地よく、強い個性をお持ちな先生方だからこそ作品が際立ってくるんですね。本当に一言一言が胸にしみました。
なつのおうさまについて (さ) 「薫さんの文章は断定的に言い切っていないので、画面を想像しやすい。 また、ぼくが咀嚼しつくして解釈すると絵本のためによくないので 読んだ子ども自身が自由に想像して読めるような絵を描こうと思った」 とのセリフに思わず納得です。 感じ取る自由が読み手に与えられているという幸せを実感した午後のひとときでした。 お二人の先生のご活躍がこれからも楽しみです。 先生方、ポプラ社のみなさん、ありがとうございました。

・・・そういえば ささめや先生が「その、”先生”っていうの、やめようよ~」 と笑って言いました。 やっぱりすごいお方です。

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薫先生 (写真右) は 女優さんかと思うようなお美しい方で! いや~見とれてしまいました! 
ささめや先生 (写真左) は 芸術家肌の偉大な風貌をお持ちの 目のやさしい男性でした。

f0101969_17561034.jpgなつのおうさま 絵本のおもちゃばこ
薫 くみこ 作
ささめや ゆき 絵
税込価格 : ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : ポプラ社
サイズ : 26cm / 30p
ISBN : 978-4-591-09809-7


※ご紹介の絵本・グッズのお品切れの場合はご容赦ください。
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by bh-jinbocho | 2007-12-07 17:49 | 絵本作家さんのこと☆
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