BHのマスコット・じんぼうくんがつづるブックハウスの毎日
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「いとうひろしさんにお会いしました♪」
先月25日。 月に一度のお楽しみ、ポプラ社さんの絵本カフェにお伺いしました。 会場に現れたいとうひろしさん、おうわさ通り 背が高くスラっとした素敵な先生です♪

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さて、いとうひろしさんがラフをお持ちになり、大学時代に (ご本人曰く) “簡単に” 作った絵本のお話をしてくれました。 (ラフを拝見できるなんて なんて嬉しい!) この絵本は大学で評判になり出版社に持ち込んで一冊の絵本となりましたが、これが後に 絵本にっぽん賞受賞、超ベストセラーとなる 「ルラルさんのにわ」 だったというから、先生の並々ならぬ才能、恐るべしではありませんか。
その後のご活躍はみなさんご存知の通り。 「くもくん(ポプラ社)」 「おさるのシリーズ(講談社)」 「だいじょうぶだいじょうぶ(講談社)」 など 代表作がたくさんあるという超人気作家さんですが 特に 「くもくん」 が受賞した 「日本絵本賞読者賞」 というのは 審査員の先生方ではなく 私たち一般人の支持が高いという本が選ばれるものですから これはひときわすばらしい賞だと思うのです。

私もいとうひろしさんの絵本からにじみ出る優しさ、温かさが大好きです。 実際にお会いして 納得しました。 子どもの本に対する考え方、読書のあり方、作家としてのお立場、どのおはなしも大変しっかりとした核のあるもので 勉強になりました。 

「知識も経験も全部とっぱらって その人自身の感性や価値観を問われる、それが絵本だと思う」 というあたりは 特に心に残りました。 「ぼくは、 “こどものほん” って基本的にないと思っている。 ただし、ある程度の知識がないと読めないのが “大人の本” かな。 本の方で読者を選んでいる、それが大人の本。 つまりその人自身の一番基礎となっている姿が、こどもの本の中にあるんだね。 ちなみに、子どもの本=絵本、ではないと思う」 

―――ふむふむ。

「ぼくは国語の授業があまり好きじゃなかった。 本を読む楽しさとは “自分と本のお互いの世界の対話” だと思っているから とても創造的な行為なのに、学校のテストの問題に答えていると 予め決められたひとつの読み方しかできなくなってしまう気がするんだ。 だから、子どもの学校で “学力の基礎は国語力、本をたくさん読め” っていうけれど 本だけ読んでもなんにもならないと思うんだ」

―――むむむ、なるほど。

「とはいえ、現在の状況では コミュニケーションスキルや思考の広がりを助けるのは やっぱり本が一番かと思う。 言葉を話すことでいろいろな考えを助けられることはたくさんあるよ」

―――激しくうなずく私。

「本として完成したら もう僕のものじゃなくなるんだ。 100%、いえ120%読者のもの。 読んだ人の中で完成するんだ。 好きに読んでくださいっていうのが僕の希望。 作家が意図するところをあえて伝えりするのは あまり好きじゃないな」 
といって “本が出来たらそちらが大事で、絵本の原画はいわゆる余生みたいなもの” には 会場中大爆笑!


などなど、会場はうなずいたりメモをとったり大爆笑したりとお話の面白さ、密度の濃さに大忙し。 たくさんのお話が次から次へとあふれ出し、こぼれおちた昼下がりでした。 それでは 先生のおっしゃるとおり、新刊の 「ケロリがケロリ(ポプラ社)」 を 読み手である私が自由に読んでみるとしましょう!

f0101969_10285650.jpg「ケロリがケロリ」
いとう ひろし作
出版 : ポプラ社
ケロリはとっても強いおたまじゃくし。 しっぽで亀だってやっつけちゃうよ! でもそんなケロリの身体にある日変化が・・・。 
ケロリの強そうな (ちょっぴりいじわるそうな・・・) 表情が なんとも可愛らしくて こんな子どもがいそうで つい何度も読んでしまいます。 子どもへの読み聞かせも 大好評でした♪ この本も いろんな読み方ができそうですよ! 

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一人ひとりにかわいらしい絵をさらさら描いてくださるいとうひろしさん。 腱鞘炎にならないか心配です! 「絵なら喜んで何時間でも描くよ! しゃべってくれって言われるほうがちょっと困るかも」 ということで 何十冊というサイン本を一人ひとりにニコニコ笑顔でていねいに書いてくれました。 どうもありがとうございました。

いとう ひろし (イトウ ヒロシ)       
1957年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒業。作品に「ルラルさんのにわ」(絵本にっぽん賞)「くもくん」(日本絵本賞読者賞)「おさるのまいにち」「おさるはおさる」(ともに路傍の石幼少年文学賞)「おさるになるひ」(IBBYオナーリスト)「だいじょうぶだいじょうぶ」(講談社出版文化賞)「マンホールからこんにちは」(児童文芸新人賞)他、多数。

※ご紹介の絵本・グッズのお品切れの場合はご容赦ください。
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by bh-jinbocho | 2008-07-03 10:59 | 絵本作家さんのこと☆
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